昨日はスタッフと焼肉会議をした。
「ファクターM」の手法についてあれこれ話しあったが、
うちのスタッフはいつも悲観的な意見しか言わないし、
全体的に「やれる!大ヒットさせるぞー!」というような
盛り上がりにならない。
説明しても説明しても徒労感が残るから、やっぱり秘書
みなぼんの参加が必要だった。
わしは今まで常に楽観論をぶち上げるばっかりで突っ走
ってきたし、70歳まで生き残っていること自体が、楽観論
が正しかったと確信している。
楽観論が間違っていたら、とっくに潰れているはずじゃないか。
そもそも漫画家になると宣言した時から、家族親戚全員で、
悲観論の圧迫でやる気を削がれるところから出発したし、
大体わしのやることには「負のエネルギー」で取り巻かれる
ことが多い。
「悲観論」と「負のエネルギー」との戦いは、わしの宿命の
ようなものだ。
昨夜、今田美桜のドラマ「悪女(わる)」を見たが、主人公の
圧倒的な楽観性に感動した。
秘書みなぼんには、「来週、実践でCGを習得しつつ一本
完成させるぞ」と言っておいたが、みなぼん、何の躊躇もなく
やる気満々だ。
「わしと合作のつもりで一本仕上げるぞ」と言っても、怯まない
から、やっぱり秘書としてはベテランになってきたのに、若い!
魂が若いから、わしのやる気を「正のエネルギー」で担保
してくれる。
幸いこの仕事は、担当りか坊も編集長もやる気満々だから、
わしは全く新しいジャンルに跳び出していく気力が沸く。
まあ、見てるがいい。